三相かご型誘導電動機
日頃より本コンテンツをご利用いただきありがとうございます。
今後、下記サーバに移行していきます。お手数ですがブックマークの変更をお願いいたします。https://kousyou.synology.me
三相かご型誘導電動機
1)構造と特長
最も一般的に用いられる電動機である。 三相交流を電源とし、ほぼ一定の速度で運転するモータといえばこの機種をさすほどである。
図に示すように簡単な構造で取扱いが容易である特徴をもっている。 中小形機には巻線の絶縁種別によってE種モータ、F種モータなど標準化された一般用(汎用)電動機がある。
電動機の主要部は固定子わくに薄いけい素鋼板を(a)のように打抜き積層しスロットに巻線をはめ込んだ固定子と積層された鉄心に銅またはアルミ棒を入れ両端を短絡環で短絡して、かご形にしたものを軸に固定した回転子(c)、(d)で構成される。固定子と回転子間のすきま (ギャップ)は狭い。
>2) かご形回転子の種類と特性
かご形回転子のスロットの形や導体の大きさによって電動機の特性が異なり、下表のように分類されている。
下図は、 導体形状とトルク特性を示す。
(1)は普通かご形で小形機に多く
(2)~(5)は特殊かご形で始動電流を制限し、 または始動トルクを大きくする構造である
3) かご形電動機の性能
4) 始動方法
かご形電動機の始動は電動機の大きさや用途に応じて下図に示した中から選び使い分ける。
代表的な用途の始動条件(始動トルクや始動時間など)と要求される最大トルクおよび 適用電動機機種を表に示す。