溶接継手強度
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ここで紹介する溶接継ぎ手強度は、以前に機械工学便覧には掲載されていましたが、現在、国内の参考文献には見あたりません。
私の勝手な推測ですがこれらの計算式はアメリカからの技術資料をそのまま載せていたのかもしれません。
その技術的証明ができないため、廃止したのではないかと推測しています。
しかし、現在の資料では正直、実務に役に立つようなまとめ方がされておらず、使えないのが本音の感想です。
この計算式は非常に使いやすく、実務に則しています。ただし削除された理由がよく判らいまま使用することも危険と思います。
実際に計算した値と、同じ条件で有限要素解析で導いたものの値を見比べて使用すれば、使用できると考えています。
応力の値には使用条件により安全率は別途見込んでください。
突合わせ溶接継ぎ手の効率を参照ください。
丸棒のすみ肉溶接、単純曲げ
例
d 35 mm , 脚長 h 8 mm, パイプ長さ L 360 mm
先端荷重 F 5.198 kgf、 モーメント 1871 Kgf.mm
溶接継ぎ手応力 0.343965013 Kgf.mm^2
有限要素法による検証 良好
丸棒のすみ肉溶接、ねじり
例
d 35 mm、 脚長 h 8 mm、 パイプ長さ L 360 mm、
ねじりモーメント 1871 Kgf.mm
溶接継ぎ手応力 0.171982507 Kgf.mm^2
有限要素法による検証 不良 計算結果の2倍の応力になる。